通貨のこと・・・その2
一九二六年、英帝国諸国はロンドンに英帝国会議を開催して英連邦British Common-welth of Nationsの結成を宣言し、英本国と自治領は相互に独立であることを明らかにしましたが、さらに一九三一年にはウェスト、ミンスター条令The Statute of Westminsterがこの英連邦に法的基礎を与え、ここにカナダは完全な主権国家となりました。
英領であったカナダの通貨は、当初は当然ながら英ポンドであったが、上下カナダ統合の時代の一八五三年にProvinces of Canada Currency Actが成立し、初めて十進法のドルによる取引が合法化され、また同時に金貨が無制限法貨となったのです。
従ってカナダの金本位採用はこのときからとされています。
ただしこの法律によって無制限法貨となったのはイギリス、アメリカなどの金貨であり、カナダ固有の金貨が鋳造されたのは一九〇八年オタワに造幣局が設立されてからです。