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2010年08月 アーカイブ

通貨のこと・・・その4

第一次大戦勃発とともに一九一四年八月、カナダの金本位は停止されたのですが、戦後一九二六年七月一日、カナダはドルの金発換を旧平価で再開しました。

しかし、この頃から国内のブームと長期資本流入の減少のために、カナダの国際収支は悪化し始め、金準備の減少が次第に顕著になったのです。

そのため一九二九年の初め頃から大蔵省(カナダ銀行の設立はこれより後の一九三四年)は政府紙幣の金発換を制限せざるをえなくなっていました。

従ってカナダの金本位制は事実上この時に停止されているのですが、これが正式に停止されたのは一九三一年九月のイギリスの金本位停止に続く同年一〇月です。

通貨のこと・・・その5

一九二九年から始まった世界的不況は金本位の正式停止前後からカナダの経済活動と通貨供給量を収縮させました。

政府は通貨供給量を増加し経済活動を刺激するための諸措置を相次いで導入したが、それらはいずれも期待された効果を発揮しなかったのです。

通貨制度改革の必要の声が次第に高まり、遂に一九三四年になって中央銀行としてカナダ銀行が設立されたのです。

一九二九年の事実上の金本位停止以降も、カナダは巨額の対外借入残高を考慮してカナダ・ドルの価値をほとんど平価の水準に維持しました。

しかしイギリス、アメリカの金本位停止以後は、そのようなことは不可能となりました。

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