通貨のこと・・・その4

第一次大戦勃発とともに一九一四年八月、カナダの金本位は停止されたのですが、戦後一九二六年七月一日、カナダはドルの金発換を旧平価で再開しました。

しかし、この頃から国内のブームと長期資本流入の減少のために、カナダの国際収支は悪化し始め、金準備の減少が次第に顕著になったのです。

そのため一九二九年の初め頃から大蔵省(カナダ銀行の設立はこれより後の一九三四年)は政府紙幣の金発換を制限せざるをえなくなっていました。

従ってカナダの金本位制は事実上この時に停止されているのですが、これが正式に停止されたのは一九三一年九月のイギリスの金本位停止に続く同年一〇月です。

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